禁煙初期を乗り切るために
離脱症状に注意
タバコの害は、喫煙者、非喫煙者ともにほとんどの人が知っていることで、社会的にもタバコが容認されなくなってきている。そのような流れの中、男性の喫煙率は減少傾向にあるようだが、女性については喫煙率が横這いかあるいは少し増加傾向にあるようだ。全体としてはタバコから離れる人が増えてきており、喫煙中の人でも「できることなら禁煙したい」と考えている人が7割に達っしているらしい。そしてほとんどの喫煙者が禁煙を一度は試みて、挫折を経験しているようだ。
禁煙をして初日にぶつかる壁が、ニコチン切れによる離脱症状(禁断症状)である。禁煙初日は体の中のニコチンが減ってくることで、イライラがつのったり、タバコを吸いたいという強い欲求が起こると言われる。しかしその強い喫煙欲求は3分ほどで消えてしまうため、タバコ以外の何かの刺激によって気分をそらせる方法で乗り越えることができる。
たとえばミント系のガムやキャンディーを口にいれる、冷たい水を飲む、軽い運動をしたり熱いシャワーを浴びるのも良いだろう。また、緊張する場面やストレスを感じる時は、いつもならタバコに手が伸びるところだが、禁煙を始めたら、大きく深呼吸したりゆっくり食事を摂ったり、温かいお茶を少しずつ飲む方法も有効である。
禁煙を始めて2日目には血液中のニコチン濃度が急激に下がることで初日よりもさらに強くタバコを吸いたいと感じるようだ。しかしこの欲求は3日目までにピークを迎えて、禁煙開始から5日目にはほとんどの人が落ち着いてくると言われる。禁煙を始めた頃をうまく乗り切るには、喫煙欲求をいかに紛らわせて過ごすか、という点がポイントとなる。